野球ボールの縫い合わせは機械?それとも人の手作業?
今回は、硬式野球ボールの縫い合わせ工程についてご説明します。
皆さん硬式野球ボールの革はどのように縫い合わされているかご存じでしょうか?
実はこの工程、機械で縫っているワケではありません!
すべて職人による手作業で縫い合わされているのです。
縫い合わせで使用する素材
野球ボールは2枚のひょうたん型の革で覆われています。
この2枚の革を丁寧にボールの芯に張り付けるところからスタートです。
最初の貼り付けが少しでもズレていると仕上がりが悪く、縫いの曲がったボールになってしまう為、大変重要な作業です。
縫い合わせは、赤い綿糸と針を使用します。
綿糸と針はそれぞれ2本ずつ使用して、交互に穴へ通して作業する為、両手を使って作業を進めます。
余談ですが、穴に針を通す回数は108回!
煩悩の数と同じなんです。
手作業による縫い合わせ作業
冒頭でお話しした通り、縫い合わせは全て手作業です。
その為、1球のボールを縫うのにも、かなりの時間が掛かります。
一流の職人でも1時間に縫える数は4~5球程度でしょう。
また、丁寧に縫わないと、きれいなアーチ型の仕上がりにはならず、歪んだ縫いのボールになってしまう為、大変気を遣う作業です。
下記の動画を掲載していますので、是非ご覧ください。
当社では、野球ボール製造の技術や素材を活用した雑貨を製造・販売しております。
是非、ECサイトよりご確認ください!
Comments